暴力(ぼうりょく)を振(ふ)るわれたり、陰口(かげぐち)に悩んだり、無視(むし)されたり…
いじめられて、困っていませんか…?
そんなことが続いたら、自信がなくなってしまうことがあるよね。自分が弱いからだとか、劣っているように感じることもあるのかな~?
いじめは、決していじめられている子どものせいではないんだ。
いじめをしている人の方が、気にくわなかったり、自分の力を見せつけたかったり…いろいろなことが原因(げんいん)で起(お)こる。
気にくわないことや、気にくわない人がいたとしても…決していじめていいということにはならない。
だから、自分を責めるような気持にはならないでほしい。
そんな時は、チャイルドラインに電話してほしい。
あなたにできることが何かあるかもしれない。一緒に探(さが)そう。
どうしてもだめな時には、誰か大人にSOSを出した方がいいんだ。
でも、SOSを出す相手が見つからないこともあるよね。
そんな時、誰に・どんな風に・いつ、伝えることができるか探してみよう。
チャイルドラインはあなたの味方です。
自分のしたことは意地悪(いじわる)だったかなーって、不安になったことありますか?
自分は大変なことではないと思っていても、相手に苦しみを与えていることもあるんだ。
そんなとき、どうしたらいいだろうか。相手の気持ちを感じたり考えたりすることで、今までとは違う「いい関係」を作ることだってできる。
簡単に相手の気持ちを感じてみる方法として
プロレスの技(わざ)を毎日かけられて痛(いた)い思いをしていたら…自分だったらどうだろうか?
陰口(かげぐち)を言われていることを知ったら…自分だったらどうだろうか?
自分と話をしてくれる人が誰もなくて、給食も毎日一人だったら…自分だったらどうだろうか?
など、など
いじめは、いじめられている方から解決(かいけつ)することは難(むずか)しい。
でも、反対からはいつでも「いい関係」に変えることはできるんだ。
チャイルドラインは、いつでもそんなあなたの相談(そうだん)にのるよ。
学校のトイレの中や、体育館の裏側(うらがわ)など見えにくい所で、いじめを目撃(もくげき)したことはありませんか?
何で隠(かく)れた場所でしているかというと、悪いことをしている自覚(じかく)があるからだね。
まっとうなケンカなら、少なくてもトイレではしないでしょう。
ケンカにはルールがある。
「ケンカしている双方(そうほう)(両方)がその気であること」
いつも決まった子どもがやられるのは、決してケンカではないよね。それはいじめ…暴力(ぼうりょく)によって人を支配(しはい)するという大変(たいへん)卑怯(ひきょう)な行為(こうい)なんだ。
隠(かく)れてするようないじめも、みんなが見て見ぬふりをしていると、クラスの中でも平気でするようになってくる。いじめはエスカレートするんだ。見て見ぬふりをしていると、いじめはしてもいい・だいじょうぶなんだと誤(あやま)ったメッセージを伝えることにもなる。
暴力(ぼうりょく)でなくても、無視されて孤立(こりつ)している子を放(ほう)っていたり…意地悪(いじわる)されているのを見て見ぬふりしちゃったってことあるよね。だって、自分がそうされたら怖(こわ)いし困(こま)るもんね~。
でもあなたにできることは必ずある。
あなたのやれる方法で、困っている人の味方(みかた)になってあげてほしい。
そして、あなたが困っているときは、誰かが助けてくれる。
子ども同士(どうし)で、お互いに大変な時は助け合う。
そんな風(ふう)になったら、いいよね。
誰かの味方(みかた)になってあげたいあなた…
いじめで困っている友人を助けてあげたいと思っているあなた…
チャイルドラインに電話してね。いつでも一緒に考えるよ。